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第8章 私の山紀行 第46回「福島の春爛漫! 息吹を感じる低山トレッキングの誘い」

長く厳しかった冬が終わりを告げ、待ち焦がれた春の陽光が福島の大地を優しく包み込む季節が到来した。凍てついた大地からは生命の息吹が力強く湧き上がり、山々は鮮やかな色彩を帯び始める。とりわけ、この時期の低山は、冬の眠りから覚めた山野草たちが可憐な花を咲かせ、私たちを温かく迎え入れてくれる。さあ、期待に胸を膨らませ、福島の春を五感で感じる低山トレッキングへ出かけてみませんか。

春の低山歩きの最大の魅力は、何と言っても足元を彩る愛らしい山野草たちとの出会いだ。雪解けとともに顔を出すその姿は、力強く、そしてどこか儚げで、私たちの心を優しく癒してくれる。例えば、カタクリの紫色の花は、春の訪れを告げる代表的な山野草の一つとなっている。太陽の光を浴びて花びらを反り返らせる姿は、まるで小さな妖精が舞っているかのようである。また、エンレイソウの楚々とした白い花や、キクザキイチゲの繊細な紫色の花も、登山道を彩る美しいアクセントとなる。さらに、イワウチワのピンク色の花が岩場にひっそりと咲く姿や、ニリンソウの白い小さな花が群生する様子は、春の山ならではの風情である。これらの山野草たちは、厳しい冬を耐え忍び、短い春の間に精一杯に咲き誇る。その一瞬の輝きを目に焼き付ける喜びは、低山トレッキングならではの醍醐味と言えるだろう。

山肌を覆う木々たちも、春の息吹を感じて新しい葉を芽吹かせ始める。まだ淡い黄緑色の若葉は、陽光を浴びてキラキラと輝き、登山道を歩く私たちを優しく包み込む新緑のトンネルを作り出す。木漏れ日が優しく降り注ぐ中、聞こえてくるのは小鳥たちのさえずりや、谷川のせせらぎだ。深呼吸をすれば、土や草木の新鮮な香りが肺いっぱいに広がり、心身ともにリフレッシュできる。私にとって春の低山は、視覚的な美しさだけでなく、聴覚、嗅覚、触覚といった五感を通して自然の恵みを存分に感じられる場所だ。

低山トレッキングの魅力は、本格的な登山装備や体力が必要ないことである。普段着にスニーカーといった軽装でも気軽に楽しめるコースが多く、老若男女問わず、誰もが春の自然を満喫できる。福島県内には、吾妻連峰や安達太良山などの 雄大な山々がある一方で、阿武隈高地をはじめとするなだらかな山々も数多く存在する。これらの低山には、整備された登山道や遊歩道が多く、ハイキング気分で気軽に歩くことができる。山頂からの眺望も、雄大な山々の景色とはまた異なり、里山の穏やかな風景や、遠くに見える雪を抱いた山々のコントラストなど、心安らぐ景色を楽しむことができる。

福島県内には、春の山野草や新緑を満喫できる魅力的な低山トレッキングコースが数多くあり、いくつか代表的なルートを紹介する。

●安達太良山麓のトレッキングコース
標高1700mの安達太良山の麓には、整備された遊歩道が数多く存在し、気軽に自然散策を楽しめる。特に、くろがね小屋周辺や奥岳登山口周辺は、春には様々な山野草が咲き誇り、新緑も美しいエリアだ。ロープウェイを利用すれば、標高の高い場所からの絶景も楽しめる。

●阿武隈高地の低山
阿武隈高地には、標高1000m以下のなだらかな山々が連なり、初心者でも安心して楽しめるトレッキングコースが豊富だ。例えば 霊山(りょうぜん)や羽山(はやま)などは、歴史的な史跡も点在し、自然と文化の両方を楽しむことができる。春には、カタクリやイワウチワなどの山野草が登山道を彩る。

●猪苗代湖周辺の山々
猪苗代湖周辺にも、翁島(おきなじま)や天神浜(てんじんはま)など、気軽に散策できるスポットがある。春には、湖畔の桜と残雪を抱く磐梯山のコントラストが美しく、訪れる人々を魅了する。

春の低山トレッキングは魅力的だが、安全に楽しむためにはいくつかの注意点がある。服装と装備については、天候が変わりやすい春山では、重ね着ができる服装が基本だ。急な雨に備えて雨具も忘れずに持参しよう。足元は、滑りにくいトレッキングシューズや登山靴がおすすめである。持ち物としては、飲み物、行動食、地図、コンパス、ヘッドライト、救急セットなどを持参しよう。出発前に必ず最新の天気予報を確認し、悪天候が予想される場合は無理な登山は控えることも大切となってくる。登山道の状況にも注意が必要で、雪解けが進んで登山道がぬかるんでいる場合や、落石の危険がある場所もあるため、事前に情報を収集し、注意をして歩こう。可憐な山野草は、見て楽しむだけに留め、 採取したり、踏みつけたりしないように注意が必要だ。また、福島県内でもいたるところで熊の生息が確認されているため、鈴やラジオなどを携帯し、熊に遭遇しないための対策を講じることが必要である。
厳しい冬を乗り越え、力強く芽吹く福島の春。その息吹を間近に感じられる低山トレッキングは、心身のリフレッシュに最適なアクティビティだ。可憐な山野草との出会い、新緑のトンネルを抜ける爽快感、そして山頂から見渡す春の景色は、きっと忘れられない思い出となるだろう。さあ、あなたも一歩踏み出し、福島の春の魅力を存分に味わってみませんか?きっと、新たな発見と感動が待っているはず。

【★日山(標高1,057m)4月19日(土)晴れ〈PM2.5・黄砂 多い〉 】

「近くに阿武隈高地があって本当に良かった」最近、早起きができない私はいつも感謝をしつつ阿武隈高地の山々へ行く。日山も阿武隈高地に位置し標高1,057mに及ぶ秀峰であ り、地域住民からは天王山としても親しまれている。阿武隈高地は、全体として高原状の地形を呈しておりその中で日山は、1,000m級の山でありながらも、阿武隈高地特有の準平原的な穏やかな山容を見せている。山体は主に花崗岩から構成されており、山中には花崗岩の巨岩が散見される。その秀麗な姿は登山者を魅了する名峰となっており、四季折々の風情を楽しむため多くの登山者が訪れている。数ある登山口の中でも、今回は静かで自然豊かな茂原登山口から山頂を目指すルートをご紹介します。

春先の休日はなかなか天候に恵まれなかった。今日は春霞で展望はよくないものの暖かくなるとの予報。『展望の日山』であるが早春の風情を楽しむために登ろう。茂原登山口には約20〜30台の車が停めることができる広い駐車場が整備されている。到着したときは1台も停まっていなかった。駐車場に9時30分頃着き、互に準備をして9時47分にスタート。茂原登山口から山頂までの道のりは約4㎞、ガイドブックには所要時間は約1時間20分から1時間30分程度となっている。登山道は全体的に緩やかで歩きやすいものの、序盤は階段状の急な登りが続く。標高約680mの登山口から山頂までの標高差は約380mだ。茂原登山口の鳥居をくぐり階段を登ると、最初の急な登りとなる。以前放牧地であった左側斜面は見通しが良く、北から西側にかけての山々の風景を望むことができる。

ゆっくり風景を楽しみながら一歩一歩高みを目指す。途中に設置されている休憩所からは残雪残る安達太良山を背景に麓山と口太山の姿が眺められ、急登の辛さを忘れさせてくれる。ここにある道標には『これより山頂まで3.5㎞』と示されている。道標は500mごとに設置されており、山頂までの残りの距離を実感することに役立っている。周囲はこれから緑豊かな森林に包まれるものの、今はまだ冬枯れの木々が多い。そのため鳥のさえずりが普段より大きく響き心地がよいものの野鳥の姿をとらえることはできない。登山道は明るく開放的で冬枯れといっても木々は芽吹きを始め、薄い緑から濃い緑に色づいている。登山と思えぬなだらかな道そして穏やかな森林の中を気持ちよく進む。『これより山頂まで0.5㎞』の道標を過ぎると斜面はきつくなり、奇岩『胎内岩』が出現する。ブナやミズナラの原生林が広がり山頂が近いことがわかる。誰とも会わなかった静かな山頂に11時8分に着く、登り始めてから1時間21分だった。

いつも賑やかな山頂はこの時期はまだ静けさに包まれている。設置されている展望台からは本来ならば360度の大パノラマが広がり、東には太平洋、西には安達太良山や磐梯山、那須連峰を望むことができるが春霞の影響で、遠方の景色は墨絵のようにぼやけて見える。

それでも山頂からの広大な眺めは感動を与えてくれた。日山は、古くから信仰の山としても知られ、山頂には三つの神社が祀られている 。そのうちの日山神社では、疫病を防ぐとされる牛頭天王が祀られており、これが天王山という別名の由来の一つとなっている。毎年10月には山頂で例祭が行われ、かつて山麓に存在した三つの村から獅子舞が奉納されるなど、地域文化との深い結びつきが見られる信仰の山だ。山頂南側の展望岩で温かいラーメンを作り、相棒と「ヤマツツジが咲き誇る頃にまた来ようね」と、話をしながらゆっくり休む。
(行動時間3時間6分・距離6.6km)

※新協地水(株)代表取締役

第89号 2025年6月号 表紙
第1章 吾妻山の火山防災と火山ガス災害〈全4回〉[その3]
第2章 小さなまちから、世界へ「天鏡株式会社」 紹介
第3章 新入社員紹介
第4章 福島県の湧水シリーズ 石川町の湧水を訪ねて・・・「小和清水」・「塩沢鉱石水」
第5章 新協地水 主な取り扱い工種のご案内
第6章 「水」のコンサルティング 井戸などの地下水利用全般の相談
第7章 さく井工[ロータリー工法] 地中深くの水を利用するために
第8章 私の山紀行 第46回「福島の春爛漫! 息吹を感じる低山トレッキングの誘い」
第9章 災害に強いまちへ「大熊町ゼロカーボンへの取り組み」
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