―創業者が本場スコットランドで学び、こだわり抜いた設備から生み出される多彩な酒質―

【発酵槽】:天鏡蒸溜所には、ウイスキー製造過程で重要な発酵槽が2種類ございます。一つはステンレス製で、タンクの外側に水を流して冷却・温度管理ができ、衛生面でも優れております。クリアな味わいになる傾向で多くの蒸留所で採用されております。
もう一つは木製の発酵槽です。木槽の中にその土地の乳酸菌が棲みつきその働きで、発酵が進むにつれ、フルーティで複雑な香りになると言われております。
天鏡蒸溜所では、発酵過程で2種類の酒質をつくる事が出来ます。
【蒸留機(ポットスチル)】:蒸留機は合計4基あり、初留・再留の加熱方式は「直火加熱」と「間接加熱」の2種類の加熱方式を採用しております。特に直火加熱を採用する蒸留所は少ないのですが、創業者の「料理は直火で行ったほうが美味しくつくれる」という考えから採用されました。
【冷却機】:ウイスキーが蒸留され液化するのに必要な冷却ですが、この冷却方法にも創業者のこだわりが詰まっております。1つは「ワームタブ方式」と呼ばれる冷却でゆっくりと時間をかけて冷やし重厚で力強い味わいに。もう一つは「シェル&チューブコンデンサー方式」で、一気に冷却する事で華やかで軽めの酒質になります。
天鏡蒸溜所は、創業者が本場スコットランドで学んだ製造方法をこの会津の地で展開するため、数々のこだわりの設備を取り入れ可能性の幅を広げた蒸留所になります。
―創業者とスコットランドの皆様とのご縁―
創業者小池駿介が、スコットランドの蒸留所訪問で出会い、その後も兄弟のように付き合った方をご紹介いたします。天鏡蒸溜所特別顧問兼ボードアドバイザーのブレア・ボウマン。スコットランドを拠点とするウイスキーコンサルタント。創業者の構想の実現に向けウイスキーの製造から販売に至るまでをサポートしております。
次に、スコットランドを代表するマスター・ディスティラー兼マスター・ブレンダーとして知られる存在のブレンダン・マカラン。過去にはDIAGEOや、GLENMORANGIE、Bunnahabhainといった名だたる蒸留所で要職を歴任し、製造からブレンディングに至るまで幅広い知見を培ってきた方です。天鏡蒸溜所では、国内専属契約でマスターディスティラー兼マスターブレンダーとして活躍しております。
―創業者が残してくれたウイスキーKAZEについて―
天鏡蒸溜所を建設する前の2021年に、会津でウイスキーは、どのように熟成してゆくのか?を知るために、繋がりのある蒸留所から出来たばかりで樽詰め前の透明のウイスキー原酒を仕入れ、世界中から選りすぐった58種計189の空樽に会津の地で自ら樽詰めを行いました。創業者が詰めた189樽のウイスキーは、素晴らしい熟成を経て「KAZEブランド」として販売する事になりました。多くの皆様に好評をいただいております。(販売中)
―会津の伝統文化に関わることの素晴らしさ―
創業者は『会津に新たな産業を興すことで、地元に少しでもお役に立てることができないか。』と考えておりました。会津には様々な伝統文化があります。2024年の創業者の誕生日である9/21に921本限定で販売したウイスキーの商品ラベルに使用したのは、会津の伝統文化「出ヶ原和紙」です。和紙職人である瀧澤徹也先生をはじめ、和紙の伝統を守る西会津町の方々においでいただき、天鏡と榮川酒造の従業員全員で龍ヶ沢湧水の仕込水で紙を漉き、商品ラベルのための和紙を作り上げました。ラベルの文字は、昔ながらの活版印刷を採用し、東北芸術工科大学の先生方や学生の皆様にご協力を頂いて、文字を刻みました。多くの皆様方のご協力の元、地元の伝統工芸である「出ヶ原和紙」を使用したラベルを貼った特別なウイスキーが完成し、販売することが出来ました。
(1週間で完売となりました)
―天鏡シングルモルトウイスキーについて―
2023年12月に竣工そして、2024年9月から本格稼働している天鏡蒸溜所ですが、ここでつくられたウイスキーはシングルモルトウイスキーとして発売いたします。創業者は、皆様においしいウイスキーを楽しんでもらうため、長期熟成したものをお客様へ提供したいと考えておりました。年月をかけて熟成したものは、味わいがどんどん変化します。創業者が納得する味わいになるまでどうしても相当な年月を要する事となります。
創業者がつくり上げた天鏡蒸溜所の多様な酒質のウイスキー原酒が、寒暖差の非常に大きい会津の地で長い年月をかけて育まれ、熟成された「天鏡シングルモルトウイスキー」を、ぜひ心待ちにしていただければと存じます。



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