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私の山紀行第33回「立冬間近 彩秋愉しむ、笠ヶ森山」

笠ヶ森山は(標高1012.6m)、須賀川市の西方、郡山市湖南町との境に位置しており、会津と中通りを隔てる奥羽山脈の南端にあります。奥羽山脈は日本で最も長い山脈で、青森県の夏泊半島付近から栃木県那須岳連邦まで約500㎞にわたって連なる脊梁山脈です。東北地方を東西二つの地域に隔てる山脈で、気候についても太平洋側気候と日本海側気候に隔てています。大山脈である奥羽山脈には、名だたる名峰が北から南まで数多く鎮座していますが、地域には古くから人々に愛されている「ふるさとの山」があります。笠ヶ森山もその一つで、古くは奥州征伐のときの八幡太郎義家伝説、そして戊辰戦争のときは要塞として役割を果たしたそうです。文献によれば、「会津戊辰戦争時に会津藩に会津遊撃隊180名が結成され、追分峠・にわとり峠に出戦、以後西軍と交戦」と記載されているなど、全山史跡の山です。笠ヶ森山はお椀を伏せたような特徴のある山容で、遠くの山からでも同定できることから、戦略上重要な拠点だったのでしょう。(宇津峰山から同定)地質的には、緑色凝灰質砂岩,砂岩,凝灰質角礫岩など層相の変化が激しい新第三期の大久保層からなり、登山道などで観察できます。また、笠ヶ森山から八幡岳と続く稜線一体には、大久保層を貫くように、緻密な輝石安山岩が分布しています。山名となった「笠ヶ森山」は、後三年の戦いに敗れた八幡太郎義家が、退却の際にこの山の無数の木々に菅笠を結び付け追っ手に対して、自軍の武威を偽装して敵軍を退散させたと伝えられていることに由来をしています。(岩瀬村史から引用)この様に、この一帯には八幡太郎義家(源頼朝の祖先)にまつわる伝説が数多く残されています。

旧岩瀬村が5月第3日曜日に山開きを開催するようになって、登山道が整備されるようになりました。山開きは2007年を最後に一度は終了してしまいましたが、東日本大震災や東京電力福島第一原発事故災害などからの復興のため、実行委員会を立ち上げ2012年から再開となりました。私自身山開きには参加ができていませんが、2001年4月14日に初登頂してから四季を問わず38回登っています。笠ヶ森山の魅力は、高山植物のトリカブトの群生地など原生の自然が多く残っていることであり、ひときわブナの原生林は見事です。さらに、天候に恵まれれば山頂から大パノラマが眺望できます。

「土と水」の原稿締め切り間近ということもあり、久々に天候に恵まれたこの日に登頂しました。今回は、滑川砂防ダムから山頂を踏むコースを紹介します。

☆2020年11月1日(日) 晴れ時々曇り

二日間(10月30日~31日)続けて新社屋への引越を行い普段使わない筋肉を使ったこと、そして相棒と前日の夜に祝杯をあげてしまったことなどが原因で早起きできず、自宅スタートが8時50分になってしまった。この快晴の日を有効活用しなければ、紅葉&快晴のタイミングを失ってしまうことになると思い、急ぎ笠ヶ森山登山のスタート地点となる滑川砂防ダム駐車場へ。穏やかな快晴の空の下、ダム西側の八幡岳の紅葉に気分も高揚し、準備を進め9時45分にスタートする。この地点の標高が約519ⅿ(スマホアプリにて)であることから、山頂までの比高は約493.6mとなる。先ず、「笠ヶ森山登山道出口」まで、県道「中野・須賀川線」をショートカットして16分歩き、ここから登山道になる。

金喰川に沿って沢まで緩やかに下り、滑らないよう十分に注意をして飛び石を渡る。尾根に取り付き少し登ると小沢に架けられた簡易丸太橋を渡る。この周辺までは針葉樹のヒノキを主とする人口林で薄暗く、紅葉狩りとは程遠い空間となっている。ほどなく雑木林へと植生が変化をしてブナが目立つようになってくると、柔らかな陽ざしが届き、木々の葉は朱,黄,橙と鮮やかな彩となって瞳に飛び込んでくる。今年の夏は猛暑が続き、葉焼けで彩の紅葉が見られないのではと心配していたが、台風の影響もなかったことから色鮮やかな油絵の様な絶景の紅葉となっている。が、登ることに夢中なり、周りを見渡す心の余裕もない、心の中では、標高約820m地点のブナの大木から右に大きくトラバースする地点付近を休息地点として目標を定め歩いてきた。

雑木林の急登を辛抱すること数分で目標地点を過ぎ、そして若干平坦となっている地点で、彩絶景を満喫しつつ行動食のドライフルーツを頬張る。気が付けば、アウターウェアや防寒具は脱ぎかなり薄着の状態で行動していた。休んでいると汗ばんだ体を、沢から吹く風がやさしく包んでくれる。気温は16℃、この季節にしては暑く感じる。休息を終え10時50分(歩き始めて1時間2分+休息3分)にトリカブトの群生地を過ぎ小ピークに着く。ここのトリカブト群生地は夏の終わりから秋にかけて、みごとな濃い青紫の花を咲かせるオクトリカブトで、最盛期は一面が濃い青紫となりこのコースの見どころとなっているが、今は朽ち果てた黒い茎が無数風になびいているだけ。

この小ピークからは、二つの小沢を渡渉しアップダウンを繰り返しながら進むが、この区間は見晴らしもなく変化が少ない、それでも木々の間からこれから登る笠ヶ森山の山頂部を大きく垣間見ることができ、心が躍るもののまだまだ遠い!二つ目の小沢を渡りスギ林と雑木林の中を緩やかに下っていくと、オクトリカブトの群生地となっている「登山道入口」コースとの合流地点に11時に着く。登山道は、角度を増しながら登って行き、スギ林の中11時6分(歩き始めて1時間18分+休息3分)に戊辰戦争時の古戦場跡、古びた手作りの案内板がある「にわとり峠」に着く。今は古戦場の面影はなく、案内板がなければ素通りしてしまいそうである。残念ながら案内板は風雪による傷みが激しく完全に読み取ることができなかった。

尾根に沿って高度を増し、東側にトラバースして水無し小沢を渡ると、いよいよ山頂までの急登となる。この地点の標高が約907ⅿであることから、山頂まで106mの直登となる。一般的に標高300mを登るのにおおよそ1時間要すると言われているため、20分程度辛抱の時間となる。斜面に沿って木と木の間に結ばれているロープをしっかり掴み、重力に逆らって体を上に上に押し上げていく。周辺の紅葉は、さらに見事で疲れた体を癒してくれる。見上げると木々の隙間から鉄骨の枠組みがうっすらと見えてきた。遅れて登ってくる相棒に「もうすぐ山頂だよ」と声をかけること、11時25分(歩き始めて1時間37分+休息3分)に眺望の山頂に着く。106mの直登を13分で登ってきたことになり、相棒との距離は結構な間隔となってしまった。

テレビ中継用反射板が2基設置してある山頂からの展望は素晴らしく、大円鏡状の猪苗代湖と磐梯山、さらに西奥には10月24日に初冠雪となった飯豊山、さらに吾妻連峰、安達太良連峰、額取山、大将旗山、高籏山、東には郡山盆地そして阿武隈山地を見ることができる。絶景に夢中になっていると、遅れること3分で頂に立った相棒が、同様に感嘆の声をあげている。スタート時点快晴だった空に、いわし雲が多くなってきており、ぎりぎりのタイミングで絶景を見ることができたことに一安心。東側反射板そばに腰を落ち着け、ゆっくりとインスタント塩ラーメンで大休止。

何度見ても飽きない猪苗代湖と磐梯山の趣に心奪われながらも、12時18分展望の山頂を後に下山開始。下山は往路と同じコースで再度紅葉の写真を撮りながら、ゆっくりゆっくりスタート地点へ。さて、また頑張って新しい社屋で張り切って仕事だ!

登り時間 1時間37分,
下山時間 1時間24分, 積算距離 7.4㎞

第76号 2021年1月号 表紙
第1章 本社・再生可能エネルギー研究開発施設完成に当たって
第2章 新協地水株式会社 本社・再生可能エネルギー研究開発施設への移転と設備概要
第3章 福島県の湧水シリーズ 猪苗代町の湧水を訪ねて・・・「磐梯山の弘法清水」 
第4章 思い出の地盤工学(2) [シリーズ3回]
第5章 私の山紀行 第33回「立冬間近 彩秋愉しむ、笠ヶ森山」
第6章 ふくしま生まれのワイン♪「ふくしま逢瀬ワイナリー」紹介
土と水メニュー
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