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私の山紀行 第40回「芽吹きを感じに、山に行く!」

立春が過ぎ、日々暖かな陽射しが降り注ぐ春山は、踏む土が少しずつ柔らかくなり次第に木々の芽吹きが光を放つ。春が近づくにつれ山の風景は乾燥したモノクロから微細な彩を放つ美しく明るい風景に移ろい始める。

以前、弊社広報誌の『土と水』山紀行のインタビューで「登山に一番合っている季節はいつですか」と問われ、とっさに「私にとってどの季節も登山に適していて快適です」と答えたことを覚えている。歳を重ねてもウキウキした気分で常に山に入る。不思議と山頂を目指し黙々と登っている時は、無心で周辺の風景に溶け込むと、仕事の事・家庭の事すべて忘れることができる。山の風景には一年を通して同じような感動を覚えるが、歳とともに寒さが苦手になった。「やっぱり陽射しが暖かい春は格別」そして彩るみどりの種類が多いことに年々驚きを感じる。広大な面積を有する福島県は、太平洋から会津地域と変化に富み地形・地質と特色のある自然環境に恵まれている。季節の移ろいも地域によって変化をする。春山として季節を限定することは難く、立春過ぎの阿武隈高地から梅雨入り前の残雪を踏む南会津の山と比較的長い期間『春山』を楽しむことができる。

2023年の冬は、ラニーニャ現象の影響で『厳しい寒さになる』と予想されていた。実際には平年より1から2℃高い地域が多く暖冬になった。特に3月は高気圧に覆われ晴れた日が多く県内全域で気温の高い日が続いた。結果『三春の滝桜』は3月27日に最速で開花、そのニュースが全国に報じられた。これもやっぱり『温暖化による気候変動』の影響なのだろうか。地球を守るため、ゼロ・カーボンに本気で取組まなければならないと、山好きとしてはまたまた痛感をしている。

【今回は、4月9日(日)口太山と4月22日(土)大滝根山への山行を紹介します。】

【★口太山(標高843m)4月9日(日)曇り】

口太山は、県北の二本松市と川俣町の境界に位置し伝説に彩られた静かな山である。山の名称が姥捨山伝説から『朽ち人山』由来と知り、興味を持った。最初の登山は、夏緑濃く暗い登山道を恐々と登った。ここ数年登山者も多く、名称の由来は『山陰中納言伝説』としてる。登山口の広い駐車場には『名称の由来と登山MAP』が大きな案内板として設置されている。昨年晩秋に訪れた時、木々の種類が多く彩る紅葉に魅せられた「広葉樹の種類が多く紅葉が鮮やかであれば新緑も絶対にいいよね」そんな思いから山行を計画した。

新緑が楽しめる4月前半は、休日になると曇りか雨。4月9日は二本松市針道で『中島の地蔵桜まつり』が開催され曇りの予報、「桜を目的に山に行ってもいいね」と口太山へ。国道349号を北上し口太山トンネルの先、不動坂付近を右折し林道最奥の民家手前まで入る。駐車場には車は無く、ガランとして肌寒さを感じる。風は強いが青空が占める割合が少しずつ広がって来ている。快晴の空の下彩る新緑を期待して、9時50分に山頂を目指してスタートする。奥に続く林道を進み、田畑跡や民家を過ぎると、口太山が大きな姿を現す。林道終点はキャンプ場で水場も設置されている。ここが分岐となっており、直登で山頂を目指す『上級コース』の尾根道が性に合っている。そのため右回りで周遊することが多い。

伐採地を過ぎそして沢を渡り少し登ると『山頂まで750m』の道標がある。ここから岩をご神体とする石尊神社まで急な雑木林の登りが続く。市街地と比べると標高が高く、春待つ雑木林はまだ芽吹きには早い。それでも青空に映える木々の明るさはこの季節ならではの風景で趣がある。辛抱を重ね、登山道脇の木々を両手でしっかり掴み体を押し上げる動作を繰り返し、分速20m牛歩のごとくゆっくり登っていく。斜面は急で足元にはゴロゴロした石や木の根が粘土質の滑りやすい土を覆っている。相棒との会話に夢中になっていると滑ってしまうため、いつしか無言で慎重に歩を進める。石尊神社の祠を過ぎ10時46分(56分)に三等三角点がある広場の様な頂に到着する。

山頂からの眺めは春霞の中、遠くを見渡すことはできないが、雪残る安達太良山や近くの木幡山,女神山など阿武隈の山々が望まれる。春おぼろ墨絵の様な風景に心奪われゆっくり休んだ後、『山陰中納言伝説』由来の「猿ノ首取コース」を下山。このコースも今は明るい雑木林で姥捨山のイメージはない。古来姥捨山の言伝えは「悪童を諫める躾」として用いられていたのかもしれない。伝説が豊富な里山は古くから信仰の山としてその地の人々に愛され親しまれてきた。自宅へ帰る途中『中島の地蔵桜』まつりで盛り上がり本日の山行を終える。

(行動時間1時間40分・距離3.7km)

【★大滝根山(標高1,192m)4月22(土)晴】

阿武隈高地は花崗岩類を主としているが例外的に大滝根山は石灰岩から成り麓の『あぶくま洞』は日本有数の鍾乳洞となっている。古の頃この地域を支配していた豪族大多鬼丸が坂上田村麻呂に追い詰められて自刃した史実があり、周辺には鬼にまつわる伝説が多く残っている。今では想像がつかないが大正時代までは、女人禁制の霊峰で参拝する人々が絶えなかった。その証として多くの登山道が四方八方から山頂に伸びている。参拝者は阿武隈高地最高峰から雄大な風景を望みながら、五穀豊穣を願ったのだろう。私は、毎年四季折々の風景に魅せられ山行を楽しんでいる。今回は新年度新たな気持ちで『商売繁盛』祈願と賽の河原の美しい新緑を観るために山行を計画した。

休日、気温は低いが久しぶりに快晴の予報。温泉施設跡がある大越登山口に9時10分に到着する。駐車スペースには車が1台、準備をしてペラペラ石を目指し9時20分にスタート。砂利道を200mほど進むと大越登山口となる。最初は平坦だが沢を渡りヒノキの人工林を過ぎるとお地蔵さまが目印の賽の河原分岐に着く。ここから先も沢に沿って登る。登山道は沢を幾度も渡り不明瞭な箇所もあったが、目印のテープがつけられていた。沢沿いはブナ・ケヤキなどの豊かな森となってる。先ほどまで沢音とウグイスの鳴き声が聞こえていたが、今は風が「ごぉーごぉ」と唸り、木々が大きく揺れている。若者が防寒着に身を包んで下山をしてきた「風が強いですね」と聞くと「もう寒くて寒くて休まずに戻ってきました」と。御沢子育地蔵尊から登山道は沢を離れ、崖状の急登となる。木の根や設置されている鎖につかまり這うように登っていく。

高度が上がると、強風がまともに体に当たり寒さと痛さを感じる。気温は5.5℃で体感気温はさらに低い、遅れてくる相棒を待つ場所もない。それでも傾斜は徐々に緩くなり10時33分(1時間11分)に霧島神社に着く。自衛隊レーダ基地の中にある一等三角点をフェンス越しに眺めた後、送電線に沿ってペラペラ石分岐に進む。風は止み笹原の明るい林を緩やかに下る。高塚山分岐ですれ違った人から「今日は守神が日向ぼっこをしてるよ」(マムシのこと)と、蛇が大嫌いな相棒を気遣い目的地では休まず、私だけ石の上から東側の展望を望む。墨絵のような風景が広がっていた。

ゆっくり休める場所を探して、再び笹原を登っていく。石ポッケ分岐の陽射しが暖かい場所を選び霊峰の光を体全体に浴びる。下山は仙台平口へ向かい、日山権現分岐を右に入る。一見やぶ化しているように見えるやせ尾根の木々を掴み一気に下る。静かな山はこれからアカヤシオやツツジそしてシャクナゲが咲く花の山となり、多くの登山者を迎えることになる。『守神』が久々に現れたことを幸運と信じ、また1年仕事に精を出すか。

(行動時間3時間2分・距離5.9km)

※新協地水(株)代表取締役

第83号 2023年6月号 表紙
第1章 学校教育における技術・職業教育の実情
第2章 仕事で役立つ福島農業復興の知恵
第3章 「こおりやまSDGsアワード賞」受賞
第4章 当社は郡山市が運営している「郡山市環境ワンクリック募金」に協賛しています。
第5章 新入社員紹介
第6章 地盤の問題と地盤調査(4)[シリーズ4回]
第7章 福島県の湧水シリーズ 南相馬市の湧水を訪ねて・・・ 「助けの名水」─思い出と縁の湧水─
第8章 私の山紀行 第40回「芽吹きを感じに、山に行く!」
第9章 国権酒造の酒造りと南会津の蕎麦
土と水メニュー
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