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権太倉山頂から西側風景を望む(2022年11月6日撮影)

一年を通して山に登っていても、秋山絶景を目の当たりにすることは難しい。彩鮮やかな紅葉を見るためには、先ず休日であること晴れそしてそれぞれの地域の紅葉の見頃、最後に私自身の体調といった条件がそろわなければならない。そのため10月から11月の晴れた休日は、他の条件を下に県内の山を右往左往するのが私の年中行事となっている。

福島県は広大な面積を有しており、太平洋から会津地域と変化に富んだ地形、特色のある自然景観に恵まれている。地形分類は大きく「浜通り」「中通り」「会津」に区分されており、「浜通り」と「中通り」を隔てているのが阿武隈高地、「中通り」と「会津」を隔てているのが、奥羽脊梁山脈である。県内には標高500mにも満たない低山から2000mを超える東北の最高峰・燧ガ岳など、それぞれの地域に変化に富んだ山々がある。こうした条件が福島県では1年を通して登山を楽しむことが出来る環境を作っている。年中山に登っていると、季節の移ろいを早く感じる。冬は阿武隈高地でも太平洋を望める低山主体の陽だまりハイク、春は木々が芽吹く新緑そして残雪の山へ。夏は吾妻・安達太良・磐梯など名だたる高山へ。そして秋、山眠る前の絶景の紅葉は、北から南へ、西から東へ、高いところから低いところへゆっくり時間をかけて、福島県内を縦断していく。その絶好のタイミングに合わせて、絶景の秋山に行く。

紅葉の絶景を観ることが難しくなった原因として『温暖化による気候変動』の影響が大きいとする報告もある。気候変動により木々がダメージを受けてしまうことや、朝晩の冷え込みが弱くなっているなどが影響しているようだ。やっぱり温暖化から地球を守るため、ゼロ・カーボンに本気で取組まなければならないと、山好きとしては痛感をしている。

今回は、『11月5日(土) 霊山』と『11月6日(日) 権太倉山』への山行を紹介します。

【★霊山(標高821m)11月15日(土)快晴】

国の史跡名勝そして県立自然公園に指定されている霊山は、修験の山そして南北朝時代には霊山城として東北の拠点となった歴史の山である。秋、黒色の火山角礫岩が風化をした奇岩と紅葉の赤や黄色が程よく調和し、素晴らしい景観を見せてくれる。11月の紅葉は5月のニリンソウが咲き乱れる霊山寺跡同様、私のお気に入りスポットであり、毎年欠かさず絶景に会いに行く。

前日の新聞に「霊山紅葉が真っ盛り」の見出しあり、天気も快晴。早々年中行事の紅葉狩りへ行くこととする。この時期「こどもの村」の登山口は大変混雑する。今日は、「湧水の里」へ通じる林道途中のスギ林から紫明峰経由で最高峰の東物見岩そして霊山城跡へ辿るコースを行き、紅葉狩りを満喫する。垣間見る岩肌の木々の紅葉を楽しみながら、登山口となる林道駐車帯に10時15分に着く。急ぎ準備を進め、10時26分にスタートする。先ずはスギ林の急な尾根を登っていく。砂防堰堤そして再び暗いスギ林の中を登っていくと、雑木林となり明るく陽射しが十分に届くようになる。やがて湧水の里からの登山道と合流し、大きな岩山の西側に人工的に作られたパイプ状の梯子そして岩を抉って作られた修験の道となる。スリル満点でアップダウンがある修験道から風景を鑑賞するには立ち止るしかない。賞仙洞・八方観といった奇岩を観ながら慎重に前に進む。切り立った黒い岩肌に映える赤や黄色の紅葉は近くで見るとさらに見事だ。

不動岩に立ち鷲岩を眺めていると『こどもの村』登山口から来た若い女性の単独行と初めて出会う。「霊山城跡地の広場は大勢の人で賑わっていたけど、やっぱり紫明峰は静かで、絶景をひとり占めですね」と、そう言われるとついつい賑やかな場所へ急いで行ってみたくなる。「紫明峰」(中間点)の道標を過ぎ天狗岩(通称ゴリラ岩)と稚児岩へと続く稜線を進むと次第に急な下りとなり、日枝神社跡の東側分岐に出る。5月であれば迷わず霊山寺跡に向かうが、目的が最高峰東物見岩のため南に進む。紫明峰は大きな岩尾根の西側に作られた道で十分に陽射しがあったが、霊山城跡に至る道は岩尾根の東側に沿った道で木々に覆われ陽射しは弱い。緩やかなアップダウンがある道を700mほど進むと分岐になり、東物見岩へ進む。少しずつ賑やかな話声が聞こえ、多くの人が行き交う登山道に200mほどで合流。さらに頂を目指し12時19分霊山最高峰東物見岩に到着する。

山頂の岩場では多くの人が絶景を楽しんでいた。紫明峰に至る木々の紅葉はコントラストを薄くした油絵のような輝きを放っている。東に目を向けると鹿狼山や太平洋の海原そして遠く仙台平野を見渡すことが出来る。多くの登山者が休息している霊山城跡地の広場へ。下山は陽射しの当たる西側斜面を行き、素晴らしい紅葉を十分に楽しむことにする。

(行動時間:3時間3分・距離:5.7km)

【★権太倉山(標高976m)11月6(日)快晴】

権太倉山は奥羽脊梁山脈の一角を成す山で、名の由来はこの地域に野生の馬が生息していたことによるものとしている。山深い峡谷の隈戸川畔にある施設「聖ヶ岩ふるさとの森」が登山口となる。クライミングやキャンプ場としても人々に親しまれ野生動物も多く生息している。施設の案内には「この山の尾根筋には熊・猪が生息しています。大変危険です」と注意喚起をしている。私も幾度となくカモシカを目撃した自然豊かな山である。近年山頂周辺の伐採も行われ、西側~北東側の展望が素晴らしい。

昨年の山日記に「権太倉山の紅葉も最高」と記されていた。当然快晴の空の下登山口となる聖ヶ岩ふるさとの森を目指して、県道58号線を西に進む。施設の駐車場は、登山や施設周辺への観光客でほぼ満車状態。ぎりぎり車を止めるスペースを確保し、10時13分に源流登山口を目指してスタートする。隈戸川の支流に沿って県道58号線を行くと、16分ほどで登山口となる。支流はいつしか美しいナメ沢(流れが緩やで一枚岩の上を流れている)となり、眩しいほどの陽射しで水面はキラキラと輝いている。

そして、カエデやモミジなどの木々は赤や黄色と鮮やかに染まり、予想をはるかに超えた風景を見せている。沢を渡渉しスギ林の中を徐々に高度を上げて登っていく。隈戸川源流部から別れた沢は枯れ沢となり周辺は雑木林へ変化、そして傾斜が一段とキツクなる。辛抱の時間も鮮やかな紅葉が、疲れた体をやさしく包んでくれる。炭焼き跡を過ぎると傾斜は一旦緩み、笹が生茂る道となる。ここを一気に登ると、風穴登山コースの合流地点『馬の背分岐』と呼ばれる尾根に着く。ついつい見事な紅葉の絶景に、熊の存在そして相棒を忘れていた。遅れてくる相棒に「熊鈴、ちゃんと鳴ってるかい」と大きな声をかける。ここの標高が約759mとなることから頂までの標高差は217mとなる。遅れてきた相棒と合流し、熊への警戒を強め慎重に頂を目指す。ここからはカツラやクリなどの雑木林の尾根を登っていく。さらに鮮やかさを増す木々の紅葉に目を奪われ自然とゆっくり進む。ブナやミズナラの大木も現れ、笹の緑と木々の赤や黄色のコントラストが美しい。特に南側斜面は柔らかな光を浴びて錦繍に染まっていた。遠くに見えていた頂だったが、いくつかのアップダウンを繰り返し11時49分に山頂に到着する。
山頂からの眺めは、羽鳥湖をはじめ大戸岳、二岐山と那須連峰、猪苗代湖と磐梯山、さらに飯豊連峰などの山々を見渡すことが出来る。風景に圧倒されながらも、秋山終焉に寂しさを感じざるを得ない。風景を堪能し12時33分に頂を後にする。下山は馬の背分岐から風穴登山口へ。最近、熊の目撃情報がある『大間ガ獄の風穴』を通ることから、慎重に進む。紅葉の絶景を観ることが難しいと思っていたが、今年は連続で見ることが出来た。

(行動時間:2時間52分・距離:5.7km)

第82号 2023年2月号 表紙
第1章 吾妻山と観光
第2章 「第8回ふくしま産業賞」 特別賞受賞
第3章 地中熱を利用したZEB,ZEHの取り組み
第4章 REIFふくしま×ふくしまゼロカーボンDAY! ふくしま再生可能エネルギー産業フェア2022開催!!
第5章 福島県の湧水シリーズ 「多田野水道」水源湧水池 ─私と湧水の交わりの原点─
第6章 私の山紀行 第39回「山眠る前の彩鮮やかな秋山を行く!」
第7章 新潟と会津のハイブリッド[─阿賀町よいまち─]
第8章 新協地水のInstagram開設しました! ・ 次号掲載予告
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